学校の宿題のなかで、共働きを悩ませる第1位、音読の宿題。(当社比!)
毎日学童にお世話になっておりますが、学童で済ませてくる宿題は計算ドリルや漢字ドリルまでで、「音読はご家庭で」というのが通常ですね。
音読は意義のあるものであり、そこはやはり親じゃないとじっくりつきあえない課題なのだとは理解しているものの、夕方6時以降、学童から帰ってきて、すぐ夕飯!お風呂!明日の用意!と慌ただしい中で、「あ~そうだ。音読」となることが多いです。
学童から帰ると「ただいま」より先に「お腹減った~!」という言葉が出ます。
仕事が立て込んでいるときは、学童のあと義母の家で面倒(夕飯)を見ていただくこともあり、さすがに音読の宿題もお願いするのは、差し控えております。
音読の練習はお風呂から上がったらと決めてルーティン化してから、忘れることもなくなりました。
百マス計算で有名な隂山英男氏は音読の大切さを提唱していらっしゃいますが、
音読の効果が出るのは7回目から
と具体的に数値を出しています。
齋藤孝氏も同様に、「生クリームは最初は液体だけれど、かき混ぜているうちにふっと固体になる瞬間がある」ように、音読7~8回を経ると「変わる」のだそう。
さらに興味深いことに、隂山氏は言います。
中途半端な反復は嫌がられる
中途半端な回数やると「まだやるの?」と、その課題自体が嫌な印象になってしまうそうで。
これ、私もやってました。
「とりあえず、一回読んで!」「あ~、つっかえたらもう一回ね。」
2回も読んだら上出来、もうノルマ終了~。はいハンコ。ポン。
これ、よくないらしいっす。
やるなら徹底的に。(ハイ復唱~)
やるなら徹底的に!
お付き合いいただきありがとうございます。
と、いえね、音読7回ってハードル高いわけですわ。いわんやフルタイムハードワーキングマザーをや。
反則すれすれの飛び道具ですが、前向きに取り組むきっかけのいくつかをご紹介します。
1 親と一文ごとに交代して読む。
2 親と一緒に「せーの」で読む。(つっかえたら最初からゲーム!にする)
これやると、たいがい「もういい。自分で読ませて」となります。親の読んだ分はカウントしません。
交代で読むよ~が通じないとき、親が読んじゃって呼び水にするパターンが以下3~5です。(風呂上り、たいがいパンツいっちょでごろごろしてる)
3 親が普通の速さで読む。そのあと3倍速で読む。
七田式によると、高速の音声言語が右脳にいいらしいです。って、学術的な何かではなくて、「ん?」なんて?と注意を引くのに効果的。(理科や社会の教科書も高速音読してあげることもあります)
4 たまにわざと間違えた言葉を入れる
面白いぐらいに飛び起きて「違うでしょ~(笑)やだな~。見せて見せて」と覗き込んできます。
5 親がモノマネで読む。
母の得意技、千と千尋の神隠しの湯婆婆(ゆばーば)とか。ミラクルひかるさん風の工藤静香さんとか。息子もひろゆきさん風に「バカなの…?(笑)」とか言いながら、一人で音読し始めます。
そこまでやらなきゃいかんのか、と自問自答したくなりますが、せっかくならば親も全力で楽しもうと思って取り組んでおります。
仕事で消費し尽くしたはずの、でもわずかに残った力を振り絞って家事を行い、さらに歯磨きのチューブをしごいてしごいて一回分出したね、思い切って捨てられるねという満足感を得るためだけの、取り組みです。はい。
今日も一日母親業頑張ったな。
明日も頑張りましょう。